猫の抜け毛取り、コロコロの替えテープはどれを選ぶ? 5商品を使い比べた

グレーの布の上で丸くなっている三毛猫
Photo by Tim van der Kuip on Unsplash
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1枚剥がしただけで、もう真っ黒

換毛期に入った猫と暮らしていると、朝起きたときにカーペットに毛玉のような束が落ちているのを見つけることがあります。掃除機をかけたあとでも、光の当たり方によってはうっすら毛が残っているのがわかる。

そこでコロコロを引っ張り出すのですが、1枚剥がしただけで真っ黒になっていて、あっという間に芯が見えてくる。来客の前にソファだけ急いでコロコロした、という人も多いはずです。

替えテープ選びで悩むのは、パッケージの見た目だけでは粘着力や巻き数の実感が伝わりにくいこと。「70周」と書いてあっても、猫の毛みたいな細い毛にどこまで効くのかは使ってみるまでわかりません。

今回は替えテープ4種と、そもそも粘着テープを使わないローラーを1つ、合わせて5商品をカーペットとラグ、ソファで使って比べました。

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選ぶときに見る基準は3つ

基準の前に、大きな分かれ道がひとつあります。粘着テープを買い続けるか、そもそも買わずに済ませるか。今回の5商品のうち4つは替えテープですが、1つ(ぱくぱくローラー)は粘着テープをまったく使わない繰り返しタイプです。下の3基準は、主に替えテープ側を選ぶときの話になります。

基準1:巻き数と入数のコスパ

「70周×6個」と「60周×10巻」では、単純な合計シート数が変わってきます。1回の掃除で何枚使うかは部屋の広さや毛の量次第ですが、まとめ買いするなら総シート数を価格で割った1枚あたりのコストで見たほうが比較しやすい。

基準2:粘着力の強さ

「強粘着」「超強力粘着」と書かれているものは、猫の細い毛やホコリへの食いつきが良い印象がありました。一方で粘着力が強いぶん、剥がすときの音が大きかったり、手に少しべたつきが残ったりすることも。逆に標準タイプは剥がしやすいけれど、毛が薄く残る場面もあります。

基準3:テープ幅と本体の適合

ここがいちばん事故が起きやすいところです。「各社共通」と書かれているものは既存の本体にそのまま使えることが多いですが、まれに微妙な幅の違いでうまく巻き取れないこともあります。

安く買えたのに手持ちの本体に合わなかった、というのは給水器フィルターの記事でも書いたのと同じ構図です。買う前に、本体側の対応幅を一度確認しておいてください。

比較表

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商品名タイプ巻き数・入数粘着力の傾向参考価格帯
ぱくぱくローラー ケース付き
日本シール N76ST
テープ不要
本体+ケース
繰り返し使用
替えテープなし

かき取り式
激コロ スペアテープ スゴ技カット
レック
替えテープ 70周×6個 強め
斜めカットで剥がしやすい
粘着スペアテープ 全面塗り
安価タイプ・ケース売り
替えテープ ケース単位
入数は要確認
標準
ニトムズ コロコロ HGSC 強接着
スペアテープ
替えテープ 60周×10巻 強め 中〜高
レック 激落ちくん 超強力粘着
まとめ買い×2セット
替えテープ 70周×4個×2セット かなり強め 中〜高
まとめ買い

※価格帯は時期やセールによって変動します。購入時に最新の表示価格をご確認ください。
※「粘着力の傾向」はうちのカーペット・ラグ・ソファで使った体感による相対評価です。毛質や生地によって感じ方は変わります。

商品ごとのレビュー

1. ぱくぱくローラー ケース付き(日本シール N76ST)

良い点粘着テープを使いません。前後に動かすと毛をかき取って本体の中に溜める仕組みで、溜まったら捨ててまた使えます。替えテープを買い足す必要がなく、電気も電池も要らない。ケース付きなので棚に立てておいても毛が付かず、そのまま持ち運べます。換毛期に「また替えテープを注文しなきゃ」と考えなくていいのは、思っていたより楽でした。

気になる点使える面が限られます。メーカーはタイルやフローリングのような硬く滑らかな面、毛足の極端に短い生地、濡れた場所や油分のある場所、衣類には使えないとしています。カーペットやラグが主戦場の道具なので、フローリングに落ちた毛はこれでは取れません。粘着テープの「1枚ぺりっと剥がして捨てる」爽快感もない。

向いている人カーペットやラグの面積が広い家。替えテープを買い続けるのをやめたい人。

2. 激コロ スペアテープ スゴ技カット 70周 6P(レック)

良い点斜めカットになっていて、剥がすときに角から自然にめくれてくれるのが地味に楽でした。6個セットなので、換毛期のあいだはこれだけでしばらく持つ印象です。

気になる点幅160mm・各社共通とうたわれていますが、手元のローラーにぴったり合うか事前に確認しておく必要があります。合わないと巻き取り時にズレることがありました。

向いている人まとめ買いでコスパを重視したい人。剥がしやすさを大事にする人。

3. 粘着スペアテープ カーペット用 全面塗り(安価タイプ・ケース売り)

良い点価格の安さは正直ありがたい。日常的に軽くホコリを取る用途では十分に働いてくれました。ケース単位で買えるので、大量に消費する家では補充の手間が減ります。

気になる点猫の抜け毛がまとまって落ちている場所に使うと、1枚で取りきれず何度か重ねて使う場面が増えた気がします。粘着力を最優先する人には少し物足りないかもしれません。入数の表記が商品ページによって変わるので、購入前に確認してください。

向いている人コストを抑えたい人。毎日のちょっとした掃除がメインの人。

4. ニトムズ コロコロ HGSC 強接着 スペアテープ 60周 10巻入

良い点安定した粘着力で、剥がした跡がわかりやすいくらいしっかり毛を持っていってくれる印象がありました。10巻入りというまとまった量なので、頻度高く使う家庭では買い替えの手間が減ります。

気になる点1巻あたり60周と、他の70周タイプに比べるとやや少なめに見えること。1巻あたりの単価で比べると、必ずしも最安ではありません。

向いている人長期的に安定した品質を求める人。ニトムズの本体を使っている人。

5. レック 激落ちくん 超強力粘着タイプ 70周 4個入り(まとめ買い×2セット)

良い点今回試した中では粘着力の強さがいちばんはっきり感じられました。ソファの隙間に絡んだ毛や、ラグの奥に入り込んだ細い毛にも食いついてくれる場面が多かった。まとめ買いなので買い置きしておけば、換毛期のピークで慌てずに済みます。

気になる点粘着力が強いぶんテープの消費も早く感じることがあり、広い面積を一気にコロコロすると1枚で終わらないことも。剥がすときの音も大きめです。

向いている人抜け毛が多い時期の主力として使う人。粘着力を最優先する人。

使い方別のおすすめ

換毛期でとにかく毛の量が多い → 激落ちくんの超強力粘着か、ニトムズHGSCのような強接着タイプ。消費は早くなりますが効きははっきりします。
普段のホコリ取り・来客前のさっと一拭き → 安価タイプの全面塗りテープで足りる場面が多いです。そこまで強い粘着力は要りません。
替えテープを買い続けるのをやめたい → ぱくぱくローラー。ただしカーペット・ラグ用で、フローリングには使えません。
剥がしやすさを重視したい → 激コロのスゴ技カット。角から自然にめくれるので、爪で探す手間が減ります。
まとめ買いに踏み切る前に試したい → 強粘着タイプを使ったことがないなら、まず入数の少ないものから。好みを確かめてから量を増やすほうが失敗しにくい。

まとめ

替えテープはパッケージの数字だけでは実感が伝わりにくく、粘着力の強さと剥がしやすさ、そしてコスパのバランスは、使う場所や猫の毛質によっても感じ方が変わります。

強粘着タイプは効きを実感しやすい一方で消費が早くなる場面もありましたし、安価タイプはコストを抑えられるぶん、量の多い抜け毛には物足りなさを感じることもありました。どれか一つが万能というわけではありません。普段使いと換毛期のピーク用で分けて持っておくくらいの気持ちで選ぶのが、実際に使ってみた感覚としては現実的だと思います。

そしてもうひとつ。テープを買い続けること自体をやめる選択肢もあります。カーペットやラグが中心の家なら、繰り返し使えるローラーに切り替えると、換毛期の「テープを切らした」というストレスがまるごと消えます。使える面が限られる点だけ、承知のうえで。

本記事は各商品ページの記載と、うちで使ってみた範囲の所感をまとめたものです。粘着力や巻き取りの相性は、本体の機種・生地・毛質によって変わります。仕様や入数は変更されることがあるため、購入前に販売ページの最新情報をご確認ください。