猫用ウェットティッシュ6製品を比べた|ノンアルコールと明記されているのはどれか

人の手に前足をあずけている猫
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拭いてあげたいのに、手が止まる

夜、仕事から帰ってきたら猫が外の風に当たった後みたいなにおいをまとっていて、とりあえず体を拭いてあげたい。でも手元にあるのは人間用のウェットティッシュだけ。パッケージを裏返すとアルコール成分の文字が見えて、「これ、舐めても平気なのかな」と手が止まる。

多頭飼いのお宅なら、食後の口周りや肉球の汚れを1匹ずつ拭くだけで1日に何枚も消費します。

猫と暮らして5年、いろいろなウェットシートを試してきましたが、最初にぶつかった壁がここでした。安いものは枚数は多いけれど拭いた後に毛がしっとりしすぎて逆に汚れが目立つ。逆に成分が安心なものは小容量で、あっという間になくなる。

この記事では「アルコール表記があるか」「拭いた後の毛がベタつかないか」を軸に、まとめ買いできる商品を中心に6つ比べます。

先に大事なことを。「ノンアルコール」は「舐めさせてよい」という意味ではありません。ウェットティッシュには防腐剤や洗浄成分が含まれており、飲み込ませることを想定した製品ではありません。拭いたあとに猫が念入りに舐めているようなら、乾いたタオルで軽く拭き取ってあげてください。皮膚に赤みや湿疹が出た場合は使用を中止して、獣医師にご相談ください。

この記事が向いていない人

先に正直に書いておきます。

選ぶときに見る基準は3つ

基準1:アルコール表記があるかどうか

猫は毛づくろいで、拭いた部分を必ずと言っていいほど舐めます。アルコール(エタノール)無配合かどうかは確認したいところです。

ただ、今回6製品を並べて分かったことがあります。商品ページに「ノンアルコール」と明記されていたのは3製品だけで、残る3製品は記載が見当たりませんでした。記載がない=アルコール入り、という意味ではありません。ただ、成分を気にして選ぶつもりなら、書いていない製品はその時点で判断材料が足りていない、ということになります。

なお、個体差ならぬ猫差もあって、無配合でも舐めたあとにえずくような仕草を見せる子はいます。

基準2:拭き上がりのベタつきと乾きの速さ

厚手で水分量が多いシートは汚れをしっかり落とせる反面、毛が湿ったままになりやすい印象があります。逆に薄手だと拭き取り力は弱いものの乾きは早い。ここはトレードオフで、どちらが正解ということはありません。

基準3:1枚あたりの単価と、使い切れる枚数

まとめ買いは単価が下がりますが、開封後に乾燥して使えなくなるシートも一定数出てきます。多頭飼いか単頭飼いか、体拭きの頻度によって適正な枚数は変わります。

比較表

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商品名枚数アルコール表記厚み・拭き心地単価目安向いている飼い方
ウェットシート ペット用 80枚×12個
可愛いケース入り
960枚 記載なし 普通〜やや薄め約3〜4円多頭飼い・大容量重視
エリエール ペット キミおもい 純水99% 840枚
70枚×3×4
純水99%表記 やや薄め・肌当たり柔らか約6〜8円敏感肌の猫・顔まわり
アイリスオーヤマ 流せる厚手 ボディタオル セットにより変動 ノンアルコール 厚手・しっとり約5〜7円体全体・トイレ後
ハッピーペット シャンプータオル 猫用 75枚
25枚×3
記載なし 厚手・洗浄感強め約10円前後月に数回の念入りケア
ウェットティッシュ ペット 80枚×10個 800枚 記載なし 普通約4〜5円コスパ重視の日常使い
ペット用 80枚×32個/64個 大容量 2,560枚
5,120枚
ノンアルコール
無香料
普通約1〜2円多頭飼い・保護活動

※「アルコール表記」は執筆時点の商品ページの記載に基づきます。「記載なし」はアルコール入りという意味ではなく、ページ上で確認できなかったという意味です。気になる場合は購入前にショップへお問い合わせください。
※処方や仕様は時期によって変わることがあります。価格・枚数も変動するため、購入前に必ず販売ページをご確認ください。

製品ごとのレビュー

1. ウェットシート ペット用 80枚×12個(960枚・可愛いケース)

良い点とにかく枚数が多く、ケースが猫柄などで可愛らしい。リビングに出しっぱなしにしても生活感が出にくいのは、地味に効きます。

気になる点厚みにばらつきを感じました。ロットによって湿り気の量が違う気がした回があります。手口ふき用途と明記されているので、体全体を拭くには少し薄いと感じる場面も。アルコールの記載は見当たりませんでした。

向いている人多頭飼いで枚数の消費が激しく、置き場所の見た目も気にする人。

2. エリエール ペット キミおもい 肌にやさしいウエットティシュー 純水99%(840枚)

良い点人間用でおなじみのエリエールブランドという安心感があります。実際に使うと肌当たりは柔らかめ。純水99%という表示は、成分を気にする人には刺さるポイントだと思います。70枚×3個パック×4セットという構成で、開けた分だけ使い切りやすいのも利点です。

気になる点1枚あたりの単価は今回の中では高めです。コスパ最優先の人には向きません。

向いている人顔まわりや目やにのケアなど、デリケートな部分に使いたい人。子猫や皮膚が敏感な猫。

3. アイリスオーヤマ ペット用ウェットティッシュ 流せる 厚手 ボディタオル

良い点ノンアルコール・無香料が明記されている数少ない製品のひとつ。厚手で、1枚でしっかり汚れを拭き取れる感触があります。トイレに流せる仕様なので、トイレまわりの掃除と体拭きを兼用できます。

気になる点拭いた直後は毛がやや湿った状態になり、乾くまで少し時間がかかります。寒い季節は、拭いたあとに体が冷えないか気にする飼い主さんもいるかもしれません。あと、枚数の表記がセット構成によって変わるので、購入時に何枚入りなのかを必ず確認してください。

向いている人トイレ後のおしりふきや、汚れがしっかりついている場面で使いたい人。

「トイレに流せる」表記の製品でも、住宅の配管や自治体の方針によっては推奨されないことがあります。集合住宅や古い配管の場合は、流さずに可燃ごみとして処理するほうが無難です。

4. ハッピーペット シャンプータオル 猫用(25枚×3・75枚)

良い点枚数は少なめですが、その分1枚あたりの厚みと洗浄力を感じるタイプです。シャンプーが苦手な猫の全身ケアの代わりとして使っている人が多い製品だと思います。

気になる点75枚はほかと比べて圧倒的に少ないので、まとめ買いというより「特別なケア用」と位置づけたほうが使い勝手が良さそうです。毎日の軽い拭き取りには不向き。アルコールの記載は商品ページで確認できませんでした。

向いている人月に数回、念入りに全身をケアしたい人。シャンプーが難しい猫。

5. ウェットティッシュ ペット 80枚×10個セット(800枚・お徳用)

良い点送料無料という点も含めて、コスパ重視ならまず候補に挙がります。普段使いとして毎日の手口ふきに使うぶんには十分な厚みがありました。

気になる点成分の記載がシンプルで、アルコールの有無は商品ページからは判断できませんでした。敏感な猫の飼い主さんは、事前にショップへ確認したほうが安心です。日常使いの消耗品として割り切れる人向け。

向いている人毎日の軽い汚れをさっと拭き取りたい人。中容量で扱いやすいサイズ感を求める人。

6. ペット用 ウェットティッシュ 80枚入 32個/64個(2,560〜5,120枚)

良い点今回の中でもっとも1枚あたりの単価が下がるタイプです。ノンアルコール・無香料が明記されているうえに大容量というのは、この価格帯では珍しい組み合わせ。多頭飼いや保護猫のボランティア活動など、大量に消費する環境では心強いと思います。

気になる点5,120枚となると保管スペースの確保が課題になります。開封してから使い切るまでの期間が長くなるほど、乾燥してシートが硬くなる袋も出てきます。使用ペースを考えてから32個か64個かを選んだほうが無駄が出にくい。

向いている人多頭飼い、保護活動など、月に数百枚単位で消費する人。

使い方別のおすすめ

子猫・皮膚が敏感な猫、顔まわり → エリエール キミおもい。純水系で肌当たりが柔らかく、小分けパックで使い切りやすい。
トイレ後のおしりふき・しっかり汚れ → アイリスオーヤマの厚手タイプ。拭き取り力とノンアルコール明記の両立。
多頭飼い・保護活動で大量に使う → 80枚×32個/64個の大容量。単価が最も低く、成分表記もある。保管場所だけ先に確保を。
月に数回、念入りに全身ケア → ハッピーペットのシャンプータオル。厚手・少量で「特別なケア用」として。
日常のちょっとした汚れだけ → 80枚×10個セットくらいの中容量。扱いやすいサイズ感です。

まとめ

猫用のウェットティッシュは、成分・厚み・枚数のバランスで向き不向きが分かれます。万能な1枚は、今のところ見つかっていません。

今回並べてみて一番はっきりしたのは、6製品のうち「ノンアルコール」と明記されていたのは3製品だけだったということでした。安さで選ぶと、その情報がついてこないことがある。逆に言えば、成分を優先するなら選択肢は思ったより絞られます。

ベタつきの感じ方は猫の毛質によっても差が出ます。飼い方や猫の体質に合わせて、まずは小さめのパックで試してから、まとめ買いに移る流れが無理のない選び方だと思います。

本記事は各商品ページの記載と、うちで使ってみた範囲の所感をまとめたものです。「ノンアルコール」は「舐めさせてよい」という意味ではありません。成分表記・仕様は時期によって変わることがあるため、購入前に必ず販売ページの最新情報をご確認ください。皮膚に異常が出た場合は使用を中止し、獣医師にご相談ください。